2019年に1か月、4歳の息子とセブ島のKredo Kids(クレドキッズ)に通いました。
大学を卒業して以来の久しぶりの通学でしたが、まさか子どもと同じ学校に通うなんて思っていなかったので毎日がとても刺激的でした!
この記事では、4歳の息子と私が1か月で実際に英語力がどれだけ上がったのかと留学で得られたものについてお伝えしていきます。
先に結論をお伝えしておきますが、当然ながら1か月の留学では英語はペラペラにはなりません!
わが家のもともとの英語力
まずは、お恥ずかしながらわが家の渡航前の英語力をご紹介します。
4歳息子の渡航前の英語力
全くの初心者レベルでした。
一応簡単な挨拶と、名前と年と好きなことは言えるくらいでした。
0歳のときから英語でテレビを見せたり、英語で歌を聞かせたりはしてましたが、1歳の私の仕事復帰と共にその時間もほとんどなくなっていました。
4歳なので当然ですが、日本語で完全に意思疎通ができるので、英語の動画を見せたところで「日本語に変えて!」と拒否反応も出てきていました。
どうにか楽しみながら英語に触れてほしいという思いで、『こどもちゃれんじEnglish』のDVDを中古で購入し簡単な言い回しなら理解できる程度でした。
いくつか英会話教室の体験にも参加するも、なかなか通いたいと思えるところには出会えず…。
まだ小さい弟もいると、送迎だけでなかなかハードですしね。
オンライン英会話を無料体験で何社か体験したものの、集中力が続かず部屋から逃げ出してしまう状態でした。
ついには、「英語いや!」と言われてしまいました。
あのままの状態を続けていたら、長男を英語嫌いにさせてしまったかもしれません。
母(私)の渡航前の英語力
セブ島留学前の私の英語力は、一応生活には何とか困らない程度でした。
海外旅行でも困ることはないものの、自分の言いたいことは言えるけど少し込み入ったことはお手上げな状態でした。
振り返れば英語学習の臨界期と言われる時期を過ぎた10歳頃から、近所の個人の英会話教室に通い始めたのが私の英語デビューでした。
週1のレッスンでしたが、英語が通じるのが楽しい!いつか海外に行ってみたい!といつの頃からか考えていました。
大学は留学制度が充実した外大に進学し、長期留学の準備コースも受講はしたものの費用の問題で叶わず悔しい思いをした過去があります。
在学中に何とかバイト代で費用を捻出し、何とか3週間のカナダ留学を実現させました。
国際線に乗ること自体が初めて!しかも一人!このときの高揚感は今でも鮮明に記憶に残っています。
大学卒業から十数年、ブラック企業から転職をしてその数年後、結婚、出産。
勉強したいという気持ちはあったものの、なかなかまとまった時間は取れず英語力の衰えを実感していました
1人目の育休中にオンライン英会話を始めてみて、久しぶりのTOEICを受けたりと出産を機に『やっぱり好きな英語に触れていたい』と少しずつですが勉強を再開していましたが伸び悩んでいました。
クレドキッズの授業内容
私も長男も午前中3時間のレッスンを受講しました。
同じスクールですが、ドアも別々で、レッスン中に声が聞こえてくるようなことはないのでしっかり集中できる環境です。
小学生以上は大人と同じスペースで、マンツーマンレッスンのようですが未就学児はキッズ専用のスペースでレッスンを受けます。
0歳から3歳の部屋と、4歳から6歳の部屋とで合計2部屋ありました。
3歳以下の教室は、しっかり動き回れるほどんの広さがありましたが、息子のクラスはやや狭いかなといった印象でした。
とはいえ私たちが行ったのは、学校がある時期だったので小学生はおらず幼児も少なかったです。
息子のクラスも2,3人に先生が3人ほどいるという何とも贅沢な様子でした。
休憩時間にときどき様子を見に行っていましたが、シャイな長男がはきはきと英語で受け答えしている様子に驚かされました。
「3時間も大丈夫か」と心配でしたが、さすが子どもクラスの先生は特に優しい先生が多い!
歌を歌ったり体を使って子どもを飽きさせないレッスン内容で毎日楽しく通うことができました。
少人数で先生の目がしっかり届いているのと、大げさなくらいに褒めちぎってくれるのが嬉しかったようで、毎日楽しみに学校に通っていました。
もちろん英語の基礎が分かってから留学した方が伸びるとは思いますが、長男のように英語初心者でもクレドキッズなら楽しみながら学べたようです。
毎日のスナックタイムが楽しみだったのもあるようですが。(笑)
大人クラスは、登校初日にレベルチェックテストがあります。
絵を見ながらその様子を英語で口頭で説明をする問題と、設問に対して英語で自分の考えを記述する問題がありました。
テスト結果と自分の希望とをすり合わせて、レッスン内容を相談しながら決めることができます。
3時間のうち、1時間はグループレッスンだったので、2時間は自分の好きなレッスンを選ぶことができました。
テストの結果を元に講師と相談しながら、決めることができるので事前にどのようなことを勉強したいのか考えておくことをお勧めします。
日常会話やTOEIC にビジネス英語はもちろん、ボキャブラリーや発音など特化した様々なレッスン内容から選択することが可能です。
「いつか仕事でも英語を使えたら」の気持ちから、私はビジネス英語を選択していました。
…のはずが、レベルチェックで力を発揮できなかったのか設定されたレッスンが、簡単すぎて初日にコースを変更してもらうことに。
日本にいてももちろんですが、海外では特に『こうして欲しい!』と言った要望はすぐに伝えたほうがお互いにいいです!
留学中に感じた英語力の変化
断言できるのは、1か月の留学では決して英語はペラペラになりません!
では1か月でどれだけ上達するのか、留学を考える方なら気になるところだとは思います。
以下、あくまで個人差ありきの一例だと思って読んで頂ければと思います。
4歳長男の留学中の変化
英語嫌いになりかけていた長男ですが、すっかりセブの学校や暮らしの何もかも気に入ったようです。
学校で習った歌を覚えて聞かせてくれたり、気になることがあれば「○○って英語ではどう言ったらいいの?」と、今までにはなく前向きでした。
公園やショッピングセンターにある遊び場では、「Let’s play with me!」と自分から現地の子どもに声をかけていました。
また、レストランやお店でも自分で英語を話したがるようになりました。
学校だけではなく、実体験でも英語を使えるのはやっぱり留学生活の醍醐味ですね!
同時に、わが子ながらに子どもの適応力の高さに驚かされました。
英語ブランクありのわたしの場合
初めの1週間は久しぶりすぎる英語環境に慣れずに、なかなか言葉が出てこずにもどかしかったです。
2週目からは、少しずつ耳も慣れてきて言いたいことが間違いながらでも口に出せるようになってきたと感じました。
授業では、トピックに対してどう考えるか自分の意見を求められることが多く、8割くらいは言いたいことが言えるようになったかなと思っています。
どうしても英語で電話をするのが苦手でしたが、要件を伝えられるようになったのは自分の中では進歩だと感じています。
とはいえ、難しすぎる内容はちょっと事前に文章考える必要ありますが…。
購入したおもちゃが初期不良でクレームを言ったことがあったのですが、しっかり英語で文句も言えるようになりました。(笑)
おまけ・学校に行かなかった1歳半次男の場合
学校に通わず、日中は家政婦さんと過ごすことが多かった次男。
事前のリクエストの時点で『英語でなるべくたくさん話しかけて欲しい」と記入していました。
渡航前は、長男と一緒に英語の動画を見たりする程度で、本格的に英語教育は何もしていませんでした。
平日は基本お留守番で、夕方と休日に出掛けていたくらいですが、簡単な英語での指示は聞き取れるようになっていました。
また、毎日学校には通わなかったのですが、週1でジンボリーという現地の幼児教室には通っていました。
帰国後の英語への意識が変わった
渡航前は、正直英語に嫌々取り組んでいた長男。
毎日楽しく学校に通い、放課後も遊びや買い物に出かけながら英語がより近くに感じることができたようです。
『日本語は、日本でしか通じない』という当たり前のことを、実体験を通して理解できたようです。
帰国後は思い切って新しい英語教材を始めてみましたが、習得が早くびっくりさせられています!
また私自身も、誉め上手のフィリピン人先生たちのおかげで少し自分の英語に自信がついたように感じています。
もちろんまだまだ勉強は必要ですが、私自身のアウトプットにもなるので簡単な英語を日常生活で使っておうち英語を継続しています。
実際に夫にも言われましたが、『たった1か月のセブ島留学で、何か変化あるの?』と思う方も多いと思います。
英語力が爆上がり!なんてことはよほど努力しなければないですが、これからの長い英語教育が始まる前に異国での暮らしを体験させることができたのは価値があったと実感しています。
日本以外の文化や習慣を見ることができて、少し大袈裟ですが親子ともに世界が広がったような気さえしています。
残念ながら海外になかなか行ける状況ではないですが、『セブ島、また行きたいね。』とよく親子で話しています。
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